こんにちは、よしぞーです。

複数の万年筆とお付き合いしていると、ペン習字にはこの万年筆、普段のノートにはこの万年筆、宛名書きではこの万年筆と、シーンに応じた十八番的万年筆が構成されてきます。

そういった万年筆は、ペンを走らせた時の感触、フロー・字幅・とめはねはらい等、こういう書き味でこんな筆跡が残せるというイメージが自分の中で持てており、実際にその万年筆で筆記すると期待通りの書き味と筆跡を残してくれます。

私が信頼している万年筆の1つが、パイロット社から発売されているカスタム845

カスタム845

習字など「丁寧な文字を書きたいとき」にはカスタム845と決めていて、カスタム845もそれに応えるように活躍してくれます。

なぜカスタム845なのかお話しすると、趣味で習字の通信講座を受講してますが、その通信講座では毎月提出する課題があります。その課題の書きっぷりによって級位を認定されるため、課題を清書する際は本当に緊張します。

清書用紙に対してペンを構えた瞬間、緊張で手が震えだすし、汗で万年筆が滑ってしまい、まともに書ける状態でなくなります。仕切り直そうと手を洗ったりコーヒーを飲んだりして緊張を解すわけですが、やはり清書用紙を前にすると同じ状態に戻ってしまいます。

結局力んでしまい練習の成果が出せずにうなだれる流れ。

良い歳のおっさんが緊張で手が震えて汗かいて成果出せないなんてカッコ悪いのですが、それが現実です。頑張って練習した月ほど緊張してしまうので、本番に弱いタイプなのかもしれません。

昔からよくチキンと呼ばれてました。(過去の自分を見つめる遠い目)

さて話を戻してカスタム845。
カスタム845の特徴は、削り出したエボナイトを漆で仕上げた軸です。
エボナイト+漆の軸は、一般的な樹脂軸と比べて、しっとりと手に吸い付くような独自の質感があり、汗をかいても滑りづらいという特徴があります。

まさしく私のためにあるような万年筆で、初めて手にしたときは「こんな万年筆を求めていたんだ!」と感動しました。

習字とカスタム845

またカスタム845は滑りづらいだけでなく、軸のサイズも程よい大型サイズ。

私は、平日で1~2時間程度、週末予定がないときだと1日5~6時間という長い時間習字をしますが、カスタム845は軸の滑りづらさという特性と合わせて、軸本体のサイズ感が丁度よく軸を支えるだけで筆記ができますので、長時間の筆記をしていても疲れが溜まりづらく感じます。

☆昔から同じことを繰り返すのが好きな性格なので、単純で頭を使わない繰り返し作業がありましたらぜひご紹介下さい。

カスタム845で清書を行うようになってからは汗で滑ってしまうことによるトラブルは大幅に減りました。そのおかげか、力まなくても書けるようになり手の震えもだいぶ和らいだと思います。

もう一つ、カスタム845の良さは軸だけではなく、ペン先にもあります。
パイロット社の万年筆のペン先には、3号、5号、10号、15号、30号といったペン先が存在し、号数が大きくなればなるほどサイズも大きくなります。カスタム845は15号の大型ペン先がついており、頼り甲斐があって個人的には一番安心できる大きさです。


※左上から3号、5号、10号、15号、30号のペン先。
右下から2番目がカスタム845のペン先。

ペン先の硬さや紙面を走らせた時の感触も自分好みですし、とめはねはらいの表現もしやすいです。
全てにおいて素晴らしいので、このカスタム845を使うなら綺麗に書けるかどうかは「自分次第」という気持ちにさせてくれます。
お値段も相応の価格となりますが、実用という観点ではカスタム845は最高峰と言っても良いでしょう。
良いものを一つだけと考えている方にも自信を持ってお勧めできる一本です。
845を一本だけ愛用しているなんて言われたら硬派すぎるレベル。間違いなくモテると思いますよ。(沼人限定で)

さてさて、私の方はといいますと。

好みの万年筆に出会うと、字幅を揃えたくなるのも人の性。
ゴルフが1本のクラブだけで戦えないのと同じですね。

ドライバーが必要な時もあればアイアンで刻む時もある。150-200ヤード付近に川が流れていれば、その川の先が開けていたとしてもドライバーを選ばずあえてアイアンで川の手前にボールを止めるでしょう。チキンではないですよ。刻むのも勇気です。

話の趣旨がブレました。

ゴルフはシーンによって使うクラブを変える必要があるということが言いたかったのです。
「万年筆もシーンによって使い分ける必要がある」という事で、

カスタム一位の木です。

カスタム一位の木
※一筆館では現在完売しています。

カスタム槐です。

カスタム槐

集合写真です。

845、一位の木、槐は18金15サイズのペン先が付いており軸のサイズも同じサイズ。価格も同じなので、パイロットの中では同格の位置付けです。

845にはF(細字)、一位の木にはM(中字)、槐にはBB(極太)とそれぞれ異なる字幅のペン先が付いており、Fは習字、Mは普段書き、BBは宛名書きや純粋に筆記を楽しむのに使っています。

尚、現在保有しているのはF・M・BBの3本でBが抜けてしまっていますので、いつかBをお迎えして全字幅をコンプリートし、お気に入りのサイズとペン先でどんなシーンでも対応できるようにしたいですね。

☆4本並べて四天王と仰ぎたい願望を含む。


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ライタープロフィール

  • よしぞー
  • よしぞー Stationery Life-万年筆ブログ 管理人

    一人でも多くを万年筆とインクの沼へ沈めたい。最初はつま先をちょこっと漬けるところから最後はドボンと。「ああ、またお迎えしてしまった・・・」と痛々しい表情を作りつつ内心はほっこり微笑んでいる姿を見るのが好きです。悩まれている方の背中を優しく押してあげられるような人になれたら良いなと思ってます。 そんな夢をもってブログしてますが現在沼に堕ちているのは私自身。ペン習字昇級祝い!マラソン完走祝い!様々なお祝いを口実に万年筆をお迎えし戯れています。(平成最後の忘年筆と新年筆が11本になったのはここだけの話)
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