はじめまして。よしぞーと申します。

美しく味のある文字を書きたい、そんな純粋な想いから出会ったのが万年筆でした。
以前私は自分が書く文字にコンプレックスをもってまして、万年筆を使えばそれを克服できる気がして文具屋さんに足を運んだ思い出があります。

なぜそう考えたのか分かりませんが、きっとインターネットで万年筆で書かれた美しい文字を見ているうちに、同じように書けるとでも思ったのでしょう。

さて、文具屋さんの万年筆コーナーを覗くと様々な万年筆が展示されてます。
美しく綺麗な万年筆、黒くて貫禄のある万年筆、木で作られた万年筆、絵が描かれている万年筆などなど。

お値段は数千円からスタートし、上はエンドレス。どれを選んで良いのか全く分かりませんでしたが「なんかカッコいい!」と心踊らせつつも、金額の幅を見て「沼底深い・・・」と慄いた記憶は残っております。
いくつかの万年筆をお試しさせていただいた上で、パイロットのグランセという万年筆を購入しました。

パイロット グランセ
パイロット 万年筆 グランセ ブラック&ブルー(廃番商品)

こちらの万年筆がグランセです。
グランセを選んだ理由はいくつかありましたが、マーブル系のデザインが美しく細身でスタイリッシュ、お値段も10,000円(税抜き)と並んでいる万年筆の中では手の出る価格帯、しかも14金ペン先と本格派だったことから。

写真はグランセのペン先。

グランセのペン先

神々しくないですか?
万年筆のペン先は美しく、ペン先を眺めているだけでも楽しめます。
インクは同じパイロット社から発売されている色彩雫シリーズの月夜をチョイスしました。

はじめての万年筆

この組み合わせとても良いですよ。
初めての万年筆をお迎えしてからの数ヶ月間、常にグランセを手放さず全ての書き物で使用していました。
書き味は申し分ないですし、書くという行為が楽しくなってどうでも良いことでも書いてたような気がします。

とりあえずシュッシュッと縦線、横線を書いてみる。
次にシュルッシュルッと8の字を繋げて書いてみる。
最後に永って書いてみる。

みたいな。

昔のノートを見返してあの頃は若かったなとしみじみ思いますが、現在使っているノートを開くと、それを書く癖は今でも変わっていないよう。

あ、でも知ってますよ。

そういうの自分だけの癖じゃないって。
万年筆ユーザーの多くは8の字と永を書くのが無駄に得意だって。

さて、これだけ楽しい道具を持ってしまうと、別の世界も覗きたくなってしまうもの。グランセがこんなに素晴らしいのであれば他の万年筆はどんな感じなのだろう。
そんな気持ちが芽生えます。
当時、万年筆仲間はいなかったので頼るはインターネットの情報のみ。
インターネットでは「柔らかいペン先」「極上の書き味」「育てる」・・・なんだか魅力的なキーワードが飛び交っています。(個人的には育てるというキーワードに弱い傾向あり)

そんな中で知ったのが、圧倒的な存在感があり万年筆の最高峰と言われているモンブラン。お値段はグランセとは別世界で可愛くありませんが、王者の風格というのでしょうか。オーラーが出まくっています。

この差はなんだろう、、

もしかしたらモンブランで書いたら美しい文字が書けるようになるのではないか?
(練習しなさい、過去の自分)
一度考えだすと居ても立っても居られません。

毎日時間があればモンブランに関する情報を次第調べ、ユーザーの書かれたレビューブログを読み、ブティックに行き実物を見てお試しさせていただき、散々悩んだ末にモンブランのオーナーになる決意をしたのでした。

モンブラン マイスターシュテュック ル・グラン146

こちらがお迎えしたモンブラン。
モンブラン マイスターシュテュック ル・グラン146です。
圧倒的なオーラ。
グリップした時のバランスが心地よい。
何よりも書きやすい。
グランセとはまた違った書き心地がなんとも良い。

一緒に並べると楽しい…

146とグランセ

他の万年筆でも筆記したり並べてみたい…

それ必要か?

・・・

洋服や靴も一つではない。

シーンによって使い分けよう…

万年筆沼へ足をつけてしまった瞬間でした。

それから5年以上が経過し万年筆の数はだいぶ増えましたが、グランセと146は今でも私の大切な相棒であり主力選手です。

改めまして。よしぞーと申します。
一筆館にてコラムを担当させて頂くことになりました。
今回よりどうぞ宜しくお願いします。
※モンブランを買っても字は上達しなかったこと合わせてご報告させていただきます。(その後、いくつかの万年筆のお迎えを経て習字を始める運びとなりました)


ライタープロフィール

  • よしぞー
  • よしぞー Stationery Life-万年筆ブログ 管理人

    一人でも多くを万年筆とインクの沼へ沈めたい。最初はつま先をちょこっと漬けるところから最後はドボンと。「ああ、またお迎えしてしまった・・・」と痛々しい表情を作りつつ内心はほっこり微笑んでいる姿を見るのが好きです。悩まれている方の背中を優しく押してあげられるような人になれたら良いなと思ってます。 そんな夢をもってブログしてますが現在沼に堕ちているのは私自身。ペン習字昇級祝い!マラソン完走祝い!様々なお祝いを口実に万年筆をお迎えし戯れています。(平成最後の忘年筆と新年筆が11本になったのはここだけの話)