一筆館スタッフ 澤田


ビジネスマンには必須なボールペン。
特に営業職の男性はお客様の前でボールペンを使う事が多く、
ステイタスを表すひとつでもありますね。

ボールペンはスーツに差している方が多いと思いますが、
夏場などクールビスを推奨する会社が多いので、
上着ではなくシャツのポケットに入れている方も増えます。

先日、知り合いの営業マンが持つお気に入りのボールペンがひどい事になってしまい、
泣きつかれた事がありました。

なんと、ボールペンをシャツのポケットに差したまま、洗濯しはじめ、脱水まで進み、きっちり最後まで完了してしまったとの事。。。

幸い(・・・かどうかはわかりませんが)、
洗濯物はボールペンを入れていたシャツだけが犠牲となり、
その他の洗濯物はなんとか無事だったそうです^^;

そして、肝心のボールペンは実は自身としてはパーカー2本目として
数週間前に一筆館からお買い上げ頂いたばかり。
色味が気に入ったアーバンプレミアムのボールペンは悲惨な事になりました。

遠心力からボールペンの内部はインクが隅々までいきわたっており、
それを再び使えるようになるように手が真っ黒になりながら
綿棒で延々と拭くという作業をしてがんばったそうですが、、、
どうにもこうにも終わりが見えない。

インクはもちろん油性。
黒くなった手はお風呂に入ってもなかなかとれず、
そしてボールペンも汚くて使えない。。。
さすがに買いなおすのももったいないなぁ。

という状況で私の元へやってきました。
ビジネスマンにとっての ”失敗あるある” ですよね^^;

一筆館としましては、パーカーへ修理依頼するしかないので、
こういった自己責任の場合の修理費は有償となり、決して安価とはいえない金額がかかってきます。

なので、完璧ではないけど、インクがつかない程度に
自分でなんとかしよう!と思われる方に『ボールペン洗浄方法』についてご案内したいと思います。

※ボールペンの材質(樹脂や一部プラなど)によってはハゲるなどの症状がでる場合がございますので、自己責任の範囲で御願いいたします。
(今回は金属製(アルミニウム)のボールペンです)

1. 『無水エタノール』を購入する

ドラッグストアなどで販売されている、『無水エタノール』を購入。
500mlあれば足ります。
1000~2000円程度でした。
ネット通販でも販売されてますよ!

2. ボールペンを無水エタノールで洗浄する

ジップロックなどの密封できる袋に上下に外したボールペンを入れて無水エタノールに浸す。
浸る位の量で十分です。

みるみるうちに油性インクが流れ出ます。

一晩おく。流水で流す。ボールペンを乾かす。

また新しい液を入れて一晩おく。流水で流す。ボールペンを乾かす。

・・・この工程を水の色が薄くなるまで繰り返します。

完全に液体が無色透明になるには厳しいので、ボールペンを乾かした時点で
継ぎ目やノック部分、隙間からインクが出ないかチェックします。

大丈夫であれば、新しい替芯をセットして完了!

※名入れ文字も黒ずんでいたので色をいれ直しました

ツイスト式ボールペンは上記の方法で問題ないのですが、
今回のパーカー・アーバンプレミアムなどノック式のボールペンは
ノック部分が簡単に分解できないようになっております。

ボールペンを全て分解して細かい部分も液体に浸し洗浄する事が、
隅々まで汚れが落ち、元のようにきれいになりますが、
素人が分解してしまうと元に戻せず、壊れてしまうリスクが高いですので、
一筆館コラムニストの小野さんのような工作師でない限りおすすめはできません(笑)

どうしてもきれいにしたい!という方は自己責任でお願い致します^^;

でもこれで自分で洗浄できるから安心!とならず(笑)、
デキるビジネスマンとしてはご愛用のボールペンは毎日シャツから外し、
素敵なペントレーなどに大切に保管してあげてくださいね!

おまけ:余った無水エタノールの有効利用

無水エタノール、初めて聞いた方も多いと思いますが、
ボールペンのためだけに買うのはなんだかもったいないと思いますよね。

もし余っても、普段の生活に様々な用途で使えて便利なんです!

一般的に売られている『消毒用エタノール』はよく公共の場で手の消毒液として使われていますが、『無水エタノール』はその名のとおり水を含まず揮発性が高いので、下記のような拭き掃除に大変便利です。

・パソコンやリモコン、テレビ、レンジなどの電化製品(水分が厳禁のものをきれいに)
・窓ガラス(揮発性が高いので二度拭きいらずできれいな仕上がり)
・キッチンまわりの油よごれ
・シールを貼がした後のべたべた感
・メイクブラシの洗浄

などなど、水で洗えない油性の汚れものがきれいに落ち除菌もできて清潔です。

ただし、脂質を溶かしたり、水分を蒸発させたりしますので、肌が弱い人に限らず掃除をする際は手袋を使用する事をおすすめいたします。
私は無謀にも素手で使用したら指の指紋部分が白くなりぽろぽろと皮がむけました(泣)

もうひとつ重要な注意点としましては、引火性が高いため、
火の近くで使用するのはやめましょう!

そして、使用しない時はすぐにキャップをしめないと内容物が
蒸発してなくなってしまいますので気をつけてくださいね^^