一筆館スタッフ 石田

一筆館では様々な文具のブランドを取り扱っておりますが、オリジナルブランドがいくつかあります。
その中の、一筆館オリジナルブランド「ippi(イッピ)」をご存じでしょうか。

ippiは、毎日のなかに「ここちよい” 書く”」を届けたいという想いから誕生しました。ippiブランドに携わっているのは、全て石川県を拠点に活動するデザイナー・職人さん達です。

ippiブランドの「ippiボックスメモ」を、カスタマイズできる上質なノベルティとして製品化することは出来ないかという企画が立ち上がり、7月頭に開催の「ISOT」に出展させるべく、一筆館スタッフも企画部と一緒にこの企画に携わりました。

ボックスの紙はどの紙の、どの色にするか、紙の厚さはどうする?
などなど、四苦八苦しながら…
仕様が固まってから6月は職人さん達に制作をお願いして、サンプルが出来上がりました!

ボックスカラーは4色+白色があります

通常のオレンジ色の「ippiボックスメモ」とは違う、カラフルなボックスメモ達がとても新鮮で、みんなテンションが上がりました!

そして一筆館を運営する、株式会社山越が今年100周年を迎えるということもあり、100周年記念ノベルティは「ippiボックスメモ」に決定!写真の一部は、実際の弊社用ノベルティ商品です。

私は撮影で職人さん達のところを回ってきましたので、制作現場をレポートします!

印刷をお願いしているCASA BLUE [カーサ・ブルー]さんへ

まずは「ippiボックスメモ」のボックス外側・内側の印刷・及びメモの活版印刷をお願いしているカーサ・ブルーさんの所へ行ってきました。

石川県小松市で、活版印刷で結婚式招待状などの制作を中心に手がけているカーサブルーさん。
活版印刷の特徴は、「活字」と呼ばれる金属で出来た版の文字を一文字ずつ集め、組み合わせて、その版にインキを付け、紙に押し付けて文字を印刷するという古くからの印刷技術です。
「活字」は凸状に刻まれているので、でこぼこの文字の手触りが気持ち良いのです。

活版印刷の魅力といえば、手間暇かけて印刷した文字の温かな風合いや、文字のかすれ具合に手作りの良さを感じることです。デジタル印刷に見慣れている今、余計にそういったアナログなものに惹かれるのがわかります。

メモ用紙は活版印刷で

入るとまず目に入るのは、大きな活版印刷の機械!

紙が流れるスピードは高速です。メモ用紙はこの機械で活版印刷して頂きました。

何枚か連続して印刷したら、機械を止めて、丁寧にインクを足しています。手間と時間をかけて1枚1枚丁寧に作られているからこそ、活版印刷には手作りの味わいが出るのですね。

カーサブルーの田中さん。技術は県内でもかなり高く、結婚式シーズンはかなり忙しそうです。

断裁前の、印刷されたものがこちら!
写真ではわかりにくいですが、触るとボコボコ気持ちいいです。

ボックスの外側と内側は箔押し印刷

箔押しの機械は、活版の機械とは違い少しスマートでした。
箔押しは、金箔、銀箔などを熱と圧力で紙に転写する特殊印刷です。

1つ1つ手作業で、印刷したらすぐに次、次…
とても素早くボックスの蓋部分を印刷していました。
印刷位置もずれないように、このスピードで仕上げる。職人技です。

茶色に銀の箔押しです

ボックス表面にロゴが印刷されました。
箔の色は5種類(金・銀・黒・白・透明箔)から選べます。そして、箔の色とボックス表面の紙の色の合わせ方で、かなり印象が違ってきます!
茶色に銀の箔押しですと、高級感もありながら、少し硬い雰囲気、きちんとしている、堅実な…というイメージですが、茶色に金の箔押しは、高級感はそのまま、少しやわらかい印象に。

茶色に金の箔押しです

もちろん印刷する内容によっても雰囲気が変わってきます。
(印刷内容は決まったサイズ内であれば自由に決めて頂けます)

これ以上はまだ長くなりそうなので、続きは次回のレポートに!
まだ途中ですが、色々な職人さんの手間をかけて出来上がっているということが伝わってくれていると嬉しいです…!