一筆館スタッフ 関屋

ドイツ語で「卓越した」「優れもの」などの意味を持つペリカンの代表作 スーベレーン。
世界中の万年筆ファンを魅了する ペリカン スーベレーン の違いについてまとめてみました。

目次
1 まずは商品名について理解を深める
2 万年筆のサイズの違い
3 ペン先の質・太さの違い
4 色の違い
5 あなたにオススメの万年筆はこれ
6 その時にしか買えない限定品

 

まずは商品名について理解を深める

ペリカンの商品名は「シリーズ モデル 色」という順番で表記されることが多いです。

たとえば下記万年筆は「 ペリカン スーベレーン M600 緑縞 」と呼ばれています。

ブランド名:ペリカン
シリーズ名:スーベレーン
モ デ ル 名:M600
色    :緑縞   ※Green、グリーンストライプ などと呼ばれることもあります。

 

現在、スーベレーンの万年筆のモデルには、

・M1000
・M800
・M600
・M400
・M300

といった種類があります。一体どこに違いがあるのでしょうか?

 

万年筆のサイズの違い

画像で見ていただいた方が分かりやすいので、各モデルを並べてみました。
※数値・販売価格はあくまで目安です。

モデル名 サイズ(筆記時) 軸径(キャップ) 重さ 当店販売価格
M1000 177mm 16mm 33g 68,850円
M800 167mm 15mm 29g 50,490円
M600 153mm 14mm 18g 36,720円
M400 150mm 13mm 15g 32,130円
M300 129mm 10.5mm 11g 34,884円

色・形は同じですが、万年筆の「大きさ」「重さ」に違いがあります。

番号が大きくなるにつれて、万年筆の大きさなっていくのが分かりますね。
ペン先自体大きさも比例して大きくなっていきます。

ちなみに価格も上がってきます(笑)

 

ペン先の質・太さの違い

つぎの特徴として、ペン先の「質」「太さ」にも違いがあります。

ペン先の質はモデルによって変わり、M1000・M800は 「ロジウム装飾18金」、M600・M400・M300は 「ロジウム装飾14金」となります。画像少し分かりにくいかもしれませんが M1000・M800 のペン先の方が少し濃い色をしています。

ちなみに、ロジウムとは「耐腐食性・高硬度・耐摩耗性」に優れた金属で、白く落ち着いた高級感のある輝きが素敵なことから万年筆や装飾品によく使われます。
インクによるペン先の腐食を防ぐため、また金の変形しやすく摩耗しやすいという欠点を補うために行われている加工です。

 

ペン先の太さについてもモデルによって違います。
と言ってもBB(極太字)が一部モデルでは選べないという制限になるので、人気の EF(極細字)、F(細字)を選びたい方は気にする必要はありません!

モデル名 EF(極細字) F(細字) M(中字) B(太字) BB(極太字)
M1000
M800
M600
M400
M300

 

色の違い

モデル(種類)によって万年筆の大きさやペン先の質が変わることが、なんとなく分かって頂けたでしょうか?

ここが一番知りたいという方お待たせしました。色のお話です!
モデル(種類)によって色ラインナップが違うので、色から選びたい方は下記まとめが参考になると思います!

モデル名 緑縞 ブルー縞 ボルドー ホワイトトータス
M1000
M800
M600
M400
M300

色によって選べるモデルが限られてきます。女性に人気なホワイトトータス色はM400しか選択肢がないことがわかりますね…

ちなみにクリップが銀色のモノもありますが、話すと長くなってしまうので、次回お話させていただきますね(^^)/

 

あなたにオススメの万年筆はこれ

今回は、特に悩まれる方が多いであろう「M800」「M600」「M400」のそれぞれオススメなポイントついてお話させていただきます。

M400

初めての本格的な万年筆を手にしたいと思っている方にオススメしたいのがM400。
カラーラインナップが豊富で、女性の手にはしっくりくる少し小ぶりな万年筆。
そして個人的には書き味ピカイチの万年筆です!
M800、M600でも味わえない、しなりと柔らかさ、フワフワした書き味、筆を使っているような感覚にも陥るのがM400。文句のつけ様がないスタンダードと呼べる万年筆です。

・初めて本格的な万年筆を購入しようと思っている方
・カラーバリエーションが一番豊富
・しなりと柔らかさのある万年筆らしい書き味を求める方
・頑張った自分へのご褒美に(女性へのプレゼントにも)

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M600

こちらも初めての本格的な万年筆にオススメな1本。
さきほど女性にM400と言いましたが、こちらは男性にオススメと言われています。
見た目差は僅かですが、手に持つと、フィット感・重さの差はしっかりと感じられ、M600の方がひとまわりボディが大きくなるので、男性の手の方がフィット感があるようです。
しかしながら、小ぶりな手の方だと、ほどよく力を抜いて持つことが出来、個人的には女性でもM600という選択肢はありです。
書き味はM400に似て、ほど良いしなり・柔らかさはありますが、すこし弾力も感じます。

実際、男性に持っていただいた所、手の大きさ関係なくM400の方が好きという意見もありました。普段細身のペンや軽いペンを使われている方は、持ちやすさはM400の方を好む傾向にあるようです。

・初めて本格的な万年筆を購入しようと思っている方
・バランスが良い書き味を求めている方
・頑張った自分へのご褒美に(男性へのプレゼントにも)

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M800

M800は太軸でしっかりとした重さを感じる万年筆です。
太軸と言っても上手い具合に力が入らない 「ちょうど良い太さ」 で、軽い力で書きたい方はもちろん、ペンを強くにぎってしまう方にもおすすめです!
重さについては、疲れるを感じる重さではなく 「筆圧をかけなくてもペンの重さだけでスラスラと筆が運ぶ」 瞬間に、ペンにしっかりとした重さがあることを実感すると言った方が良い表現かもしれません。
書き心地としては、インクフロー潤沢で途切れは感じず、ニブ(ペン先)は、しなりはありあすすが、弾力もしっかりしている印象です。

・重量感のある万年筆を求めている方
・長文筆記でも疲れない万年筆を探している方
・書面へサインするの時に存在感のある万年筆を探している方

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四方山話

ペリカンの万年筆をご購入いただいた方から良くご質問をいただく、キャップを 「はめるか?」「はめないか?」についても今回比較してみました。
キャップをはめて筆記してみると尻軸側に重さを感じます(特にM800)。個人的には尻軸側に重さがある事でペン先に力を入れずに書くことが出来る感覚は好きです。しかしながら手にかかる重さがペンの動きを制限しているようで苦手な方もいらっしゃるような気がします。
キャップをはめずに筆記すると、手にかかる重さをほぼ感じず(良い言)、ペン先の動きに集中することができます。参考まで!

 

その時にしか買えない限定品

スーベレーンの違いが分かったところで、見逃せないのが限定品の存在です。
ペリカンでは毎年「特別生産品」という名で限定品が発売されており、その素敵さに万年筆好きの間で度々話題になっています。

ちょっと前に 「スーベレーン M600 ピンク」 という女性ラインが発売された時は、一筆館でも一瞬のうちに完売してしまいました … 私も手に入れたかった(笑)

 

2017年の限定品「ホワイトストライプ」も女性を意識したラインで「ピンク再来」と言わんばかりの人気で、一筆館でも貴重の再入荷分が ラスト1本 という状態です。

 

2018年は 「ターコイズホワイト」 が入荷予定!
とてもきれいなお色で、またしても争奪戦な予感がしております。

 

どの スーベレーン 万年筆 を購入しようか迷っている方の参考になりますように。