こんにちは、工作師です。
今夏のファッションは茶系が流行していたようですね。
日本茶色普及協会の普及活動の成果だと、私は思っております。

今回は、私が普段持ち歩いているペンケースの中身を紹介いたします。
私のペンケースには5本のペンケースが入っております。5本の用途は決まっていて、気分に応じてたまに入れ替えたりしています。

私がペンに求める用途は、以下の5つです。

1)手帳の記入に使う細いペン
2)校正用に使う赤ペン
3)自由に発想するのに使う太字のペン
4)書類記入に使うペン
5)予定の記入に使うフリクション

それではそれぞれの用途のペンとその使い方を紹介していきたいと思います。

手帳の記入に使う細いペン

モンブランローラーボール№18310。

私の一番の相棒で、未使用品のデッドストックを入手し、もう15年くらい使っています。このペンは1990年代に販売されていたもので、残念ながら既に廃盤となっています。「ノブレス・オブリージュ」というシリーズの2代目です。
初代は尻軸のホワイトスターが脱落しやすいのですが、2代目はホワイトスターそのものをデザインから排しています。

初代は中古市場に出回るのですが、この2代目はなかなかお目にかかれません。美しい20金の金張りのデザインが気に入っており、一番大好きなペンです。

リフィルはもちろん換装しています。笑
今はぺんてるのエナージェル「ブラウン0.4mm」を長さ調整とペン先の太さ調整をして入れています。

手帳には小さい文字で多くの情報を書く必要があるため、細字である必要があります。
また手帳はよく使うので、私にとって目に優しい「茶色」であることも、この用途のペンの要件です。このペンは2回ほどなくしたことがあるのですが、2回とも私の手に戻っています。独特の派手な金色のペンであることから、私が使っていることを知ってくれていた知人が届けてくれました。

同じペンを使い続けていると、こういうメリットもあるんですね。
このペンは特別なので、常にペンケースに入っています。

校正用に使う赤ペン

モンブランボールペン№164のボルドー。

№164はブラックゴールドとプラチナの2色が現行品ですが、ボルドーは残念ながら2000年代に廃盤になってしまいました。

このペンもリフィルは換装しています。
以前、このコラムでも紹介しましたが、リフィルアダプターに4C規格のリフィルを差し込んで使っています。使っているリフィルはパイロットのアクロボールです。

この用途のペンは、他人が作成したチェックするときに校正する用途で使っています。
また、手帳のTo-Doを塗りつぶすのにも使っています。この用途のペンは「赤」であればよいため、太さや油性/水性にこだわりがありません。したがって、たまに別のローラーボール軸にサラサクリップの赤を入れたボールペンに入れ替えたりして使っています。

自由に発想するのに使う太字のペン

モンブラン万年筆№146。

比較的最近手に入れたもので、1980年代の未使用品です。当時のモンブランのペン先は全金なのが特徴です。ニブ太さはM(中字)で、国産だとB(太字)くらいの太さです。
インクはペリカン4001ブラウンです。

この用途のペンは比較的大きな紙やノートにアイデアや図を殴り書きしたり、文章やプレゼン資料の構成案を検討したりしています。ざっくりとしたことを書くため、太字である必要があるのです。

また、インクが茶色だとアイデアがどんどん湧いてくるような気がします。

万年筆の軸に蓄えたインクがなくなるとそのペンは洗浄し、別のペンに入れ替えます。
今入っているモンブラン№146以外に、パイロットカスタム74、プラチナ万年筆#3776センチュリーセーラー万年筆プロフィットスタンダードなどの太字の万年筆をローテーションしています。たまに茶色インクを入れたぺんてるのプラマンに入れ替えることもあります。

宅急便伝票や書類記入に使うペン

モンブランローラーボールP163。

コチラのペンは現行品です。新品で購入し、およそ10年使っています。
私は回転式の油性ペンよりキャップ式のほうが好きなので、ローラーボールは前述の№18310も含め4本ほど持っています。

ローラーボールは汎用リフィルが使われているため、国産ボールペンリフィルの換装に非常に適しています。

もともとボールペン改造に手を染めたのは「高級ペンのリフィルが高価なので、品質も良く価格も安い国産ボールペンリフィルをいかにして使えるようにするか」という命題によるものです。したがって、このペンにも国産リフィル「Uniボールシグノ0.5mm」の黒リフィルが入っています。

このペンは、正式書類や宅急便伝票の記入など、オフィシャルな用途で使います。したがって、インクの色は黒である必要があります。いくら茶色好きだからといって、オフィシャルな書類に「茶色」で書くわけにはいかないですからね。
この用途のペンは、他のローラーボールやモンブランのSラインシリーズのシルバーの2色ペン№2735に入れ替えたりしています。

予定の記入に使うフリクション

パイロットフリクションボール0.5mm。

市販のフリクションペンを消耗品のように使っています。
近年は展示会やイベントのノベルティでフリクションボールペンが配布されることも多くなってきたため、もったいないので使っています。

この用途のペンは、手帳やカレンダーに予定を記入するためのものです。手帳における「ログ」は、事実をもとにした確定情報の積み上げなので、記載内容が変わることがありません。これに対し、予定は直前まで変化することがありうるため、書いて消せるものでなければならないのです。
かつてはこの用途に鉛筆を用いてましたが、消しゴムを別に持つ必要があります。消しゴムを失くしてしまうことも少なくないため、「書いて消せる」が一本で完結するフリクションペンを持ち歩くようになりました。

ペンケース

このように、私は自分の5つの用途に最適なペンを常に持ち歩いています。

これを収納するペンケースは、私がプロデュースした「本革両面ペンケース」。笑

裏面に使う頻度の多い1)2)のペンを差し、使うときは表面の溝にペントレーのようにして使っています。

。。。

「もったいないから使わないことがもったいない」

「毎日使ってあげることが最大のお手入れ」

そう考える私は、使わないペンは持っていません。
それぞれのペンには「手に入れたときの想い」「使ってきた思い出」が詰まっています。
だから、今、手元にあるペンを大事に大事に使っていこうと思っています。

「ペンは何かを生み出す手段である」
これも私の信念の一つです。
だから、これからも大切な相棒たちとともに、一緒に何かを生み出し続けていきたいと思っています。

。。。

故あって、今回が最後のコラムになります。
長い間、私のコラムにお付き合いいただいたこと、大変感謝しております。
一筆館スタッフの皆様にも、大変お世話になりました。私の遅筆癖のために、何度もご迷惑をおかけしたことを、この場を借りてお詫びいたします。
これからもどこかで皆様とお会いできることを楽しみに、毎日精進してまいります。

どうもありがとうございました。

小野忠(自称工作師)