こんにちは。工作師です。
7月に入り、高校野球の地方予選が始まりましたね。
私は毎年母校の応援に行き、肌を「茶色」に焼いています。

今回はmidori(デザインフィル)のMDノートを紹介します。MDノートは「書く」ことを追求したシンプルなノートです。本をイメージした外装で、使い終わったら本棚にしまっても違和感がないようにデザインされています。

ノートに求められる要件

ノートと書籍、冊子であることは同じですが、両者には決定的な違いがあります。
それは「書く」か「書かないか」です。
ノートは書くことが前提となっていますが、書籍は「読む」ものであり「書く」という用途は基本的にありません。したがってノートに求められる要件は書籍と異なり「書く」という用途を満たすものでなければならないのです。

その要件とは。。。

第一に「開きが良い」こと。
平置きしても閉じないだけでなく、背表紙の左右にも書けなければなりません。つまりパタンと開く180度開きが理想です。

第二に「書き味が良い」こと。
鉛筆、ボールペン、万年筆など、ノートを使う人が用いる筆記具は多彩です。
書き味が悪いと、使う人に余計なストレスが生じてしまいます。

第三に「最適なサイズ」であること。
ノートはいつでも使えなければなりません。ノートを持ち運ぶバッグの大きさは、使う人のライフスタイルによって異なります。つまり使う人に合ったサイズを選べる必要があります。

開きが良い

MDノートは、180度開くことができます。

製本は糸かがり。
糸かがり製本は、背部分を糊づけしないので開きが良くなり、耐久性も高くなります。16ページに折られた紙束の背中を糸でかがって作られており、11折の紙束を糊付けして束ねています。糊が多いと開きが悪くなり、少ないと耐久性に影響があるため、絶妙なバランスで糊付けしているのです。

また開きを良くするために、このノートは表紙すら排除してあります。通常のノートは表紙をくるんであるのですが、くるんだ表紙は開いた時に背表紙にたわみを生じるため、開きを阻害します。MDノートはくるまずに、表裏を厚紙で挟んでいるだけで背表紙部分がありません。したがって、たわみが生じることなく開きを阻害しないのです。

背表紙がない代わりに、本来はくるんだ表紙に隠れる部分に使われる「寒冷紗」と呼ばれる網がむき出しになっています。耐久性を向上させているだけでなく、MDノートのデザインの特徴にもなっています。

書き味が良い

MDノートに使われている紙はMD用紙。1960年代から自社開発しているクリーム色の滑らかな紙です。

クリーム色は目に優しいだけでなく、実は茶色と親和性が高いのです。クリーム色の紙に茶色のインク、心が和みます。MD用紙は、あらゆる筆記具に対応し、特に万年筆を使った場合、滲みにくく裏抜けしにくくなっています。
書き味だけでなく、書いた時の「音」にもこだわった究極の紙です。

最適なサイズ

MDノートのラインナップは多彩です。文庫、新書、A5(ハードカバー)、A4変形(マガジンサイズ)の4つのサイズがあります。このサイズにした理由は「本」をイメージしているためです。したがって、MDノートは使い終わった後に本棚に並べることもできます。

本をイメージしているのはサイズだけではありません。
表紙カバーの代わりに巻かれているパラフィン紙。本のイメージを壊さないよう、昔の文庫本のようなたたずまいを残しています。汚れを防ぐ役割もありますが、パラフィン紙をはがしてそのまま使ってもいいですし、使い終わって本棚にしまうときに巻きなおしてもいいですね。

さらにMDノートにはスピン(しおり)がついています。スピンには色がついており、ノートの種類により色が異なります。ちなみにこのスピン、手作業で糊付けしているそうです。

工作師のMDノート

これだけシンプルなノートですから、ちょい足しすることによりオリジナル感を演出することができます。 私は、パラフィン紙をはがして自作の革製ノートカバーに収納して持ち歩いています。白いノートをそのまま使うことができない理由は、私が日本茶色普及協会の理事長だからです。

このノートカバー、工作師の焼印が押してあるので、私のものであることが一目瞭然です。

ところで私、実はイタリア語が得意なんです。ほんとは英語で書きたいのですが、私は英語が使えません。

会議などでメモをするとき、ノートに書く文字はイタリア語の筆記体です。
カフェやレストランでおもむろにノートを取り出し筆記体でスラスラ書くと、周りにいる人たちを「威圧」することができます。

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ちなみに、私が使っているのは「ヘボン式」というイタリア語です。ヘボン式の弱点は、あとで読み返したときに判読に時間がかかることです。

漢字/カタカナ/ひらがなを駆使する日本語。
ページ当たりの情報量と可読性は、他の言語の追随を許しませんね。

皆さまも、書くことにこだわった「MDノート」を自分色に染めて、自分なりの使い方で周囲を「威圧」してみませんか?

( ̄▽ ̄)T