今回はOHTOの新製品「[O]eau」を紹介します。
読み方が難しいですが「オー」と読みます。

このペンは、ペン先が乾きやすい水性ボールペンでありながらノック式を実現しています。
その秘密は新開発のノンドライリフィル「C-305」、長期間放置されても乾かない構造になっています。

しかもペン先のボールはセラミック製で、摩耗を防いでいつまでも滑らかな筆記感を維持することができるようになっています。

ペン先を出したままYシャツのポケットに入れて、Yシャツのポケットを汚してしまうトラブル、皆さまも経験ありますよね。
このペンは、ノック式ボールペンの最大の弱点である、あのトラブルを防止する機構を持っているんです。

何と、クリップを持ち上げるとノックが解除されるんです。

ペンとして使わないときはペン先が確実に引っ込むため、あのトラブルに遭遇することはありません。

。。。
実は、このペンの最大の特徴は、43.0gという「重さ」にあります。

参考までに一般的なノック式ボールペンの重さを挙げてみます。

・ジェットストリーム :9.3g
・ジュース :9.9g
・サラサクリップ :10.9g

・ジェットストリーム4&1 :23.6g
・サラサグランド :24.0g
・クリップオンマルチ1000 :24.9g
・ドクターグリップ4+1 :28.4g

単色ボールペンは10g前後、多色ペンや金属製のペンでも25g前後です。
[O]eauの43.0gがいかに重いのか、おわかりになると思います。

材質を調べると前軸が「真鍮」、後軸が「ABS樹脂」となっています。
真鍮を使っているわけですから、重たいわけですね。

では何故、前軸だけ真鍮製なんでしょうか?

実はこのペン「前重心設計」になっているんです。
「前重心設計」とは、前軸だけ重くすることにより、安定した筆記感を得られるようにする設計です。

後軸だけが重いと、ペン先が安定しませんよね。
全体が重くても、握る手が疲れてしまいます。
前重心にすることにより、まるで「起き上がり小法師」のようにペン先が安定して書きやすくなります。

実際に書いてみます。
セラミックボールの滑らかさと前重心設計の安定感により、非常に書きやすいです。

もっとも筆記感の好みは、人により異なります。
こういった特徴を持つボールペンの存在というのは、その選択肢を広げるという意味においては、使う人に歩み寄ったものであると思います。

。。。
皆さまも一度、このペンを握ってみませんか?
今まで当たり前だと思っていた筆記感覚に、ひょっとしたら「革命」が起きるかもしれませんよ。

( ̄▽ ̄)T

ライタープロフィール

  • 小野忠
  • 小野忠 自称工作師

    子どもの頃から工作が好きで、現在は主に文具を工作している。 「ないものは自分で作る」「作り方は自分で考える」をモットーに、文具工作部隊「SKIP」という団体を主宰し、 不定期で「工作会議」を開催しワークショップを行っている。 さらに茶色が大好きで、日本茶色普及協会という団体を立上げ、茶色の普及に力を注ぐ。 文具キュレーションサイト「ブングスキー」にて、工作系コラムを執筆中。