皆さま、ローラーボールをご存知でしょうか?

日本では一般にボールペンというと、ノック式のボールペンを指すことが多いと思います。
しかし舶来品のボールペンのラインナップには「ローラーボール」というものが存在します。

ローラーボールの定義は様々ですが、一般的に「水性ボールペン」を指すことが多いようです。
水性インクは油性インクと比べて乾燥に弱いため、
ローラーボールはキャップ式になっているのが外見上の特徴です。
(キャップ式でないものもありますが。。。)
キャップを外してペン軸の尻部分にキャップをさしたときと、キャップをとじたときと、
ふたつの顔を持っていることもローラーボールの魅力です。

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特に最近、滑らかに記述できる上乾燥にも比較的強い「ジェルボールペン」が普及しています。
このため日本では片手でペン先を出し入れできる「ノック式」が主流となっているようですが、
海外ではキャップ式のローラーボールは根強い人気を誇っています。

また水性ボールペンはインクの粘度が低いため、
油性ボールペンと比べて筆圧が弱くてもスムーズに書くことができます。
万年筆は筆圧をかけずに書くものなので、筆圧が弱くてもスムーズに書けるローラーボールは
万年筆ユーザーにピッタリのボールペンといえます。
万年筆インクは紙との相性によりにじんでしまうことがありますが、
ボールペンは比較的どんな紙にも筆記できます。
つまりボールペンで書かなくてはならないシーンでは、ローラーボールが必要になってきます。

私の手元には他人に譲ってもらったり新古品を購入したりして、手元に4本のローラーボールがあります。
その4本のローラーボールを紹介いたします。

 

モンブランNo.2322

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新古品で入手したものです。
このペンは1980年代のペンで、残念ながら既に廃盤となっています。
このペンの特徴はペン軸の後ろにスプリングが入っていることで、筆圧をかけるとリフィルが上下します。
柔軟な線を書くことができて、非常に気に入っています。

 

モンブランNo.8310

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このペンは1990年代のペンで、残念ながらこちらも既に廃盤となっています。
新古品で入手した「ノブレス・オブリージュ」というシリーズの2代目です。
初代は尻軸のホワイトスターが脱落しやすいのですが、
2代目はホワイトスターそのものをデザインから排しています。
初代は中古市場に出回るのですが、この2代目はなかなかお目にかかれません。
美しい20金の金張りのデザインが気に入っています。

 

モンブランNo.13309

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新古品で入手したものです。こちらも最近廃盤になってしまったようです。
「ジェネレーション」というシリーズの1本で、
モンブランのラインナップの中では廉価版だったようです。
このペンはここで紹介する他のペンよりも軸が太いため、握りやすいところが気に入っています。

 

モンブランNo.P163

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こちらはモンブランの現行品です。
前回のコラムで紹介したとおり、No.144のブラックゴールドとボルドーを持っています。
この2本、No.163と外見が全く同じため、見分けがつくようにクリップ部分がシルバーになっている
プラチナラインを選択しました。
万年筆と握りが同じであることが、とても気に入っています。
非常にオーソドックスなデザインで、ビジネス利用にピッタリです。

。。。
これらのペン、私は1ヶ月おきにリフィルを入れ替えて使っています。
このように4本それぞれに特徴を持っているので、どれも手放すことができません。

とくに会社で使うコピー用紙に書くときは私の万年筆インクだとにじんでしまうため、
ローラーボールを使っています。筆圧のいらないローラーボールの筆記感、
万年筆と同様にペンと自分の手が一体化したような錯覚を覚えます。

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皆さまも、お気に入りのローラーボールをさがしてみませんか?
( ̄▽ ̄)T