万年筆はメンテナンスが大変だと思われています。
本当にそうなのでしょうか?

インクの入替、ペン先の洗浄など手間のかかる作業が多いことも事実です。

万年筆にとって一番のメンテナンス方法とは。。。
実は「毎日使うこと」なんです。

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万年筆のペン先は細い管が通っています。
この管が目詰まりするとインクフローが滞り、徐々に書きにくくなっていきます。

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毎日使えば、古いインクが滞留することによる水分の蒸発がなくなり、インクの固着も防止できます。
また筆記するときのインクの流れはペン先への一方向となりますが、インクを補充するときは
インクの流れが逆になります。
(吸入式、コンバータ式の場合)
双方向にインクを流してやれば、汚れが滞りにくくなります。

万年筆ペン先のインクの流れは、川の流れと一緒です。
川の場合、流れの速い上流では清流ですが、流れが緩くなる下流になるとコケなどが
発生しやすくなります。
つまり万年筆も新鮮なインクを毎日流せば、キレイな状態を維持することができるわけです。

毎日使うことのメリットはもうひとつあります。

自分の書きグセに、ペン先が馴染んでくるのです。

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万年筆のペン先を良く 見ると先端だけ白くて丸い金属がついています。
この金属はペンポイントと呼ばれます。 ペンポイントに使用される金属はイリジウム。
希少なレアメタルで、非常に硬く磨耗しにくいことから、万年筆のペン先には最適と言われています。
そして毎日万年筆を使うと、この金属が徐々に磨耗し、自分にピッタリの書き味に変貌していきます。

この特性により、購入直後は書きにくかった万年筆が、ある日を境に突然書きやすくなります。
このときの「あれ?」という感覚、皆さまも是非体験していただきたい。
なぜなら使い続けた万年筆に対しさらに愛着が湧いてくるだけでなく、
決して手放すことのできない「相棒」となっていくからです。

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使うことがメンテナンスになる道具、万年筆を使ってみませんか?
( ̄▽ ̄)T

 

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