気持ちが伝わる手紙の書き方やポイントなどお伝えしていますが、相変わらず「文字を書くのが苦手」、「自分の書く文字が好きではない」など、書くことに苦手意識のある人は大勢います。
とはいえ、文字は「美しく」書く必要はありません。
でも「丁寧に書いてくださいね」とお伝えしています。
丁寧に書くということは、相手のことを思い、心をこめて書くということにつながるからです。ですから、自信をもって手書きの手紙を書いてみてください。
一番大事なのは、メッセージ全体が「読みやすい」こと。多少、文字がぎこちなくても、パッと見た感じが目に優しければちゃんと気持ちの伝わる1枚になります。
今回は、一筆箋を使って、読みやすく見せるレイアウトのコツ。そして書く楽しみと送る楽しみを、ご紹介したいと思います。
季節の変わり目を感じられる今こそ、手紙を書いてみませんか。
こまめに改行する
相手にとって読みやすく、自分にとっては書きやすくなります。
余白はたっぷりとる
余白は多めの方が読みやすくなります。
絵柄の上に文字が重ならないように気を付ける
相手にとっては読みにくくなり、少し雑な印象も与えかねません。
文字は大きくのびのびと書く
一筆箋は、「パッと見た目が」大きくものをいうコミュニケーションツールです。
漢字をひらがなにする
漢字よりひらがなを多めに書くと、全体にやわらかい感じになります。
※漢字とひらがなの割合は、「ひらがな7:漢字3」くらいを目安に。
改めて | → あらためて | 頃 | → ころ |
有難う | → ありがとう | 折角 | → せっかく |
致します | → いたします | 是非 | → ぜひ |
頂きます | → いただきます | 沢山 | → たくさん |
一層 | → いっそう | 為 | → ため |
色々 | → いろいろ | 益々 | → ますます |
お陰様で | → おかげさまで | この度は | → このたびは |
嬉しい | → うれしい | 沢山 | → たくさん |
一筆箋は簡単で便利なコミュニケーションツールです。
たとえば同じ「ありがとう」でも、小さく弱々しい「ありがとう」より、大きく元気な「ありがとう」のほうが、相手からも「本当に喜んでもらえたんだな」とうれしく感じてもらえるはずです。
堅苦しい形式を気にする必要もありませんし、使い道も使い方も自由。
日常のよくあるちょっとした場面で、ほんの2行、3行、書き添える。
そんな習慣をつけてあなたもワンランク上のコミュニケーション上手になりましょう。