まつばやしけいこ

梅雨入り前の青空のまぶしい頃となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

この4月から地元を離れて初めての一人暮らしをスタートしたという人も多いことでしょう。
新しい暮らしに慣れて少し余裕が出てくるこの頃にふと心細く、不安な気持ちになることが多いようです。
こんな時こそ家族からの温かいメッセージが何より嬉しいはずです。
例えば、本人の好きな食べ物と一緒に短い手紙をちょっと添えて送るなど、あるいは手紙だけでも書いて親子のコミュニケーションを図るというのもいいですね。
わが家のことも、つい昨日のことのように思い出されます。

宛名の書き方

さて、メッセージを手書きしたら、次は封筒に宛名と差出人であるあなたの連絡先と名前を書く番です。バランスよく丁寧に書くことで相手に与える印象もよくなります。

目次
1 宛名面
2 法人宛の場合
3 はがきの場合
4 裏面注意しておきたい字の間違い文字を書くとき青色をすすめる理由

宛名面

・封書には“縦書きと横書き”がありますが、”縦書き”のほうがオフィシャルな印象。その時の手紙の内容に応じて、ふさわしいと感じるほうを選ぶとよい。
・住所の都道府県名は省略可。
・建物名を明記する(マンション名が分かる場合は記載するほうが丁寧だが、場合によっては省略も可)。その際、番地を1行でまとめ、建物名以下を2行目にすると読みやすい。
・縦書きの場合、住所は郵便番号の右端マスに沿って書くと、書きやすい。
・相手の氏名が中央にくればベスト。住所よりも大きな文字で。
・確実に相手にお届けするためには郵便番号を正確に書くこと。

法人宛の場合

・会社名と部署名、役職を明記。
・株式会社、有限会社は、㈱㈲と略してかまわない。
・代表者の氏名が中央にくればベスト。
・代表者の氏名は住所よりも大きな文字で。

はがきの場合


住所を書く際に”縦書き”と”横書き”で迷ったら、裏面の向きと合わせるとスマート。

裏面

【縦書き】

住所・氏名は左寄せ・下揃えで書く。住所は名前より小さく書く。

【横書き】

住所・氏名は下寄せ・右揃えで書く。

注意しておきたい字の間違い

・はがきや封筒の宛名を間違って書いてしまうと、とても失礼になります。相手の大切な名前なので正しく書くよう気をつけましょう。
・旧字体を使っている人も多いのでしっかり名前を確認してから書きましょう。
[間違えやすい漢字]
 (齋 斉 斎)(邊 邉)(﨑 崎)(高 髙)(富 冨)(佳 桂) (郎 朗) など

 

文字を書くとき青色をすすめる理由

黒はフォーマルな印象がありますが、青をすすめる理由は、見た目の印象が明るく、元気よく見えるからです。3つのポイント(1.大きく書く、2.太字で書く、3.青で書く)を意識してみてください。

文字は、書く人の人柄や性格を映し出します。大きく、太く、青でしたためると、明るく若々しい人という印象を与えます。

私が愛用している万年筆もペン先はやや太めで、インクはさわやかなブルーを中心に使い分けています。なぜなら、太字のペンを使えばおのずと文字は大きく書け、明るいインクで文字をしたためると、自然と晴れやかな気持ちで書けるからです。梅雨を迎えるこれから夏に向けて大活躍するブルーインクはいくつか揃えておくと気分により楽しめます。

また雨に濡れて滲んでしまうという心配がありますが、顔料のインクを使うという手もあります。その場合、使い方など一度お店で尋ねてみてくださいね。

 

マナーを気にしすぎるのではなく、手紙と同じようにできるだけ大きな文字でのびのびと、余白をとりながら書けば、好印象なものに仕上がります。

さあ、のびのびと書いてみましょう。

 

すぐに使える手紙の基本|手紙美人になるために-1


一般社団法人手紙文化振興協会

ライタープロフィール

  • まつばやしけいこ
  • まつばやしけいこ (社)手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント

    手紙美人にあこがれて手紙の書き方コンサルタントになりました。 手紙には、紙を選ぶ、筆記具を選ぶ、文章を考える、文字を書く、切手を貼るなどの5つの構成要素があります。これらを知ることでさらに楽しみ方が広がります。思わず手紙が書きたくなるようなヒントもお伝えできればと思います。言葉と感性を磨ける奥深い手紙文化をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

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