まつばやしけいこ

この時期になると「二月は逃げて走る」という言葉をよく耳にしますが、まさにその通り、正月が終わったばかりと思っていたらもう3月が目の前ですね。

3月は旅立ちのシーズンです。知人のお子さんの卒業祝いや人事異動など、とりわけメッセージなど書くことが多くなってくる季節ですね。

ふだんから、ちょっとしたお礼の言葉を伝えるとき、プレゼントを渡すとき、借りたものを返すとき、書類を送付するときに、一筆箋やミニレターを使ってほんの一言メッセージを書き添えてみませんか。きっと相手との心の距離が縮まるのを感じられるはずです。

一筆箋を選ぶとき、インクとの相性や(インクの色についてはお手紙コラム第1回目をご参照ください)TPOによって一筆箋を使い分けるポイントを頭に入れておくと選びやすくなるでしょう。

縦書き・横書きで迷う時はどちらを使ってもかまいませんが、あえていうなら縦書きのほうがオフィシャルな印象が強くなるので、上司や年長者に送るときは、縦書きを選ぶ方が無難でしょう。また真っ白に近いものほどオフィシャルで礼儀正しい印象を与えます。

紙の種類は大きく分けると「洋紙」「和紙」の2種類に分かれます。洋紙はなめらかなのが特徴で、和紙は柔らかいのでインクがにじんで独特の風合いが広がります。

横書きの無地の一筆箋

約束が確定できないときに、事前にチケットを送る場合に添えた一筆箋。この一筆箋はミュージアムで購入したものです。罫線がないので、真っすぐ書く自信がない私は他の一筆箋の付属の下敷きを使って書きました。

ちょっとしたひと言にそえぶみ箋

長文を書くとなると少々億劫ですが、そえぶみ箋は小さい為、ひと言書くだけでいいので気が楽です。絵柄も豊富で沢山ある中から選ぶのも楽しいですよ。

子どもの習い事の先生に月謝に添えた一筆箋

ここでのポイントは、単にお金を渡すのではなく、習い事の喜びや楽しみ、嬉しい効果などをほんのひと言、書き添えているところ。そうすることで人間関係が円滑湯になり、それとなく先生も気にかけてくれるようになります。ひと手間をかけるだけで子どもにもいい影響を与えます。
注意したいのはさっと読める文章であること。若いお母さま方、ぜひ実践されてみてはいかがでしょうか。


一般社団法人手紙文化振興協会

ライタープロフィール

  • まつばやしけいこ
  • まつばやしけいこ (社)手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント

    手紙美人にあこがれて手紙の書き方コンサルタントになりました。 手紙には、紙を選ぶ、筆記具を選ぶ、文章を考える、文字を書く、切手を貼るなどの5つの構成要素があります。これらを知ることでさらに楽しみ方が広がります。思わず手紙が書きたくなるようなヒントもお伝えできればと思います。言葉と感性を磨ける奥深い手紙文化をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。

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