まつばやしけいこ

手紙を書くことをためらう理由として、「自分の書く文字に自信がない」という人が多いようです。
しかし、受け取る側の目線で見てみれば美しく整って書かれた文字だけに感動するわけではないことに気づくはずです。
手紙は相手に想いを伝えるものです。
大切なことは“相手が読みやすい文字”であること。
そのことを意識して丁寧に書くだけでもかなりイメージが変わるはずです。

それでもなお自信を持てないという人には、万年筆をおすすめします。
万年筆はインクで書きますから、インクのにじみが書き手の文字に独特の風合いや味わいを与えてくれます。インクのにじみによって、なんともいえない味わいのある文字に変わるのです。

それでは書く時のポイントをご紹介しましょう。

1.大きく書く
2.太めに書く
3.青で書く

ミスを恐れず大きな文字で堂々と書くことで自然と勢いが生まれ、前向きな印象を与えます。漢字は大きく、ひらがなはやや小さめに。
太字のペンで書かれた文字は読みやすく、おおらかで明るい印象を与えます。

黒でなく青のインクで、元気で明るく若々しい印象を与えましょう。
黒がいけないわけでなく、手書きのひと言は事務的な書類とは異なり、気持ちを伝えるために書くものですから、少しでも見た目の印象が明るい方がいいですね。

また、ひと言で「青」といっても色々な青があります。
送る相手が自分より目上の人で、書く内容もあらたまったものである場合はブラックブルーがおすすめ。親しい相手の場合は明るいブルーを。

インクは手元に何色か揃えておくと、その日の気分や相手によって使い分けができて、手紙を書く楽しみがさらに広がります。

左からパイロット ボトルインク 色彩雫 孔雀月夜ペリカン ロイヤルブルー

いきなり背伸びすることはありませんがお気に入りの万年筆を1本持つと気持ちが引き締まり、仕事に向かうモチベーションも高まります。
私も実際に使っていますが、万年筆の魅力は何といっても滑らかな書き味です。手紙を書く時の思いや感情を表現できるツールとして、手放せないものになっています。

ウォーターマンのエキスパート エッセンシャル ブラックGTを愛用しています

最近ではお手ごろプライスの万年筆も多く出回っていますから、まずはそれらで気軽に選んで楽しんでみてはいかがでしょうか。

さあ、あなたも万年筆で大切な人へ感謝の気持ちを伝えてみませんか。


一般社団法人手紙文化振興協会

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ライタープロフィール

  • まつばやしけいこ
  • まつばやしけいこ (社)手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント

    手紙美人にあこがれて手紙の書き方コンサルタントになりました。 手紙には、紙を選ぶ、筆記具を選ぶ、文章を考える、文字を書く、切手を貼るなどの5つの構成要素があります。これらを知ることでさらに楽しみ方が広がります。思わず手紙が書きたくなるようなヒントもお伝えできればと思います。言葉と感性を磨ける奥深い手紙文化をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。