はじめまして、クニムラエリコです。
文具の業界誌の編集者・ライターとして働いていた経験や知識、取材力を活かして、月2回のコラムをお届けします。どうぞよろしくお願いします。

早速ですが…

いわゆる “デジタル” にどっぷり浸った生活を送っています。

子どもが学校から持ち帰るおたよりや、その他さまざまな書類などは全てスキャンして、データとして「Evernote」などのクラウドサービス上で家族と共有しています。本も、音楽も、子どもの写真アルバムも、我が家にはデータのものしか存在しません。できるだけ家からモノを減らすことで自分の動作を少なく抑えて、仕事、育児、家事と目の回るような忙しい日々を、時間や気力を節約してこなしています。

こんな私なので意外だと思われがちですが、「文具を使うこと」は特別で、とても大切にしています。

子どもが書いてくれた手紙

例えば、子どもが書いてくれた手紙や私の似顔絵、会社を辞めた時にもらった直筆の手紙や寄せ書き。

これらを手にした時の重さや温かさは、特別なものがあります。
力強く塗りつけられたクレヨンや、繊細に塗られた色鉛筆のタッチに、子どもの成長を感じたり、文字の “とめ” や “はらい” 、インクの濃淡などから感じる「その人らしさ」を、懐かしく思ったり。

“デジタル” に比重を置く生活だからこそ痛感している、「感情」や「感覚」の大切さ。機械には取って代わることのできない分野において、 まだまだ文具はその役目を終えることはなさそうです。

最後に、このサイトを運営する山越さんのオリジナル製品のなかから、気持ちを伝える手助けをしてくれる素敵なアイテムを紹介します。

ペパラブル リーフメモ

紙製品ブランド、ペパラブルの「リーフメモ」です。

トレーシングペーパー素材で作られており、手にのせると体温と湿気に反応して丸まっていきます。温度を「見える化」した文具って今まであったでしょうか。まさに「あたたかみ」を伝えることができます。また、手渡す時に目の前で丸まっていくメモは、コミュニケーションのきっかけにもなりますね。

tonda3

JAXAとのコラボレーションで製作された「だいちレターセット」(ウユニ塩湖デザイン)です。

便せんは地球上で見える景色で、封筒はJAXAの衛星から見た景色です。 気持ちを込めた直筆の文字と、息をのむような景色の美しさ。吊り橋効果とはちょっと違いますが、感情に訴えかける効果が多ければ多いほど、印象深い素敵な手紙になるのではと思います。

これから、業界人インタビューなど色々な企画を考えています。よろしくお願いいたします!