よいペンを手に入れるとよい紙も気になり始めます。
書きためるのであればノートがいいかもしれません。
よいノートはないかしらと気になりだした方におすすめしたいのがこちらWACCAの列帖装ノートです。

WACCAは二人のグラフィックデザイナーが所属する和紙の専門店。和紙職人の元に足を運び、時には蔵に入り、眠っている和紙を見つけ出しては美しい作品に仕上げていきます。
作品はノートだけでなくポストカードやポチ袋、茶缶など様々で、どれもため息が出るほどの美しさです。

列帖装は束ねた数枚の紙を折り返して重ね綴じたもので和本の綴じ方の一つ。
同じ種類の紙を束ねていてもよいのですが、手作業で製本されたこのノートは三種類の和紙を綴じていて、背から見た紙の重なりがなんとも美しく360度どこから見ても隙がありません。

開いてみると三種類の和紙がふわりふわりと手に触れて何を書こうかしらと期待が膨らみます。

和紙は洋紙に比べて紙の繊維が長いので万年筆が引っかかりやすかったり、インクが広がってしまう、とも言われますが独特のふんわりとした感触は洋紙のきりりとしたそれとは異なる楽しみがあります。

インクがじわりと広がって文字がつぶれてしまわないよう大きく文字を書いてみると、記録をとるためのノートとは違った穏やかな時間が流れます。

薄い紙ごしに見える重なった文字は人生の奥行を感じさせるようにも見え、過去と現在を繋ぐようです。

WACCAの作品は和紙がなくなると入れ替えになるという大量生産品にはない出会いも楽しみのひとつです。
洋紙と和紙、使用シーンに合わせて使いわければ時間のメリハリがつきますよ。
ゆったりとしたひと時を過ごしたい方、日々忙しそうにしているあの人にもおすすめです。