文房具に求めるものは何でしょうか。実用品ですから機能が重要、でも、それだけでしょうか。私は文房具に人と人をつなぐという重要な役割を担ってもらっています。以前、細いトンボのシャープペン(ZooM707)を使っていたことで同級生と会話をすることができたお話しをしましたが、そんな素敵な文房具がまだまだたくさんあるのです。

こちらはパーカーのジョッターボールペン。ジョッターと言えば映画「007 ゴールデンアイ」で武器として登場したことでも有名です。4回ノックすると爆発するボールペン、記憶にありませんか。映画で登場したジョッターはオールステンレスのクロームボディでしたが、こちらは色をつけたバイカラーのバイオレットです。

パーカーはイギリス王室御用達の筆記具メーカーと知られ、政治的に重要なシーンでパーカーの筆記具が使用された歴史もあります。特徴的な矢羽クリップは胸ポケットにさしているだけでパーカーのそれとわかり、愛用者同士すぐにわかりあえるとことも嬉しいポイントです。

パーカーは2015年にリニューアルし、特徴的な矢羽クリップのデザインが変更となりました。代表的なジョッターもデザインが変更となります。
ジョッターはパーカー初のボールペンで、1954年に生産が始まりました。今でも愛用者が絶えない人気の理由のひとつにノック式という点があります。片手で使える操作性の良さはもちろん、そのノック音が独特で魅了される方も少なくありません。私は細身のボディが主張しすぎることなくさりげなく持てるため気に入っています。文房具の展示会など、立った状態でメモをする機会が少なくないので、ハードカバーのロイヒトトゥルムノートと合わせて使います。ペンループがついた手帳などでは特に太いとペンが入らないということもありますが、こちらはすっきりと収まります。(ペンループはロイヒトトゥルムを使用)

落ち着いたカラーながら微妙なニュアンスがあり、しっとりと美しい仕上がり。色物が苦手という方にもおすすめです。上司やお取引先様でパーカーのペンを使っている方を見かけたら、さりげなくこのジョッターを取り出してみてください。きっと話がはずみますよ。