就職活動真っ盛り、来年就職活動を始める方はインターンシップの準備が気がかりに
なっているところでしょうか。
インターネットでのエントリーが増える中、手書きの履歴書やお礼状にこだわる方もいます。
こちらでは前回に引き続き、万年筆の基礎的な話とポイントをご紹介していきます。
履歴書だけではなく、万年筆を使ってみたいと思いつつ踏み出せない方にも
参考にしていただければ幸いです。

今回は「ペン先について」。
万年筆には大きく二種類のペン先があります。
金を含むものと金を含まない合金でできたものです。
金を含むものは「金ペン」と呼ばれ、万年筆といえば金ペンというイメージが根強く残っています。
そのため万年筆は金ペンでなければいけないと思っている方もいらっしゃいますが、
そんなことはありません。

なぜ金がいいとされるのか、それは錆にくく、親から子へと長い期間使用できるためです。
金ペンならではの適度な「しなり」があり柔らかい書き心地が味わえます。
一方で、スチールペン先は硬く筆圧が強い人と相性がいい傾向にあります。
またカリカリした書き味を好む方にもおすすめしています。

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あまり筆圧が強い状態で万年筆を使うとペン先が曲がってしまうこともありますので、
力を抜いて使っていただきたいのですが、筆圧が強いから万年筆を使えないと思うのではなく
力を抜く練習だと思ってください。

筆圧を強くすると手や腕に余計な力が入りますし、姿勢が悪くなり、肩がこることもあります。
力を抜いて書くことで長時間の筆記からくる疲れの軽減が期待できます。

履歴書を手書きするときには書き直しをしても疲れない万年筆を使いたいですね。

(5mmの方眼紙に書いた文字がこちら)
(5mmの方眼紙に書いた文字がこちら)

私はコクーンというパイロット社の万年筆をよく使います。
ステンレスペン先ですがインクはさらりと出てくるためカジュアルに使えます。
細字は画数の多い漢字もきちんと書けます。

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すっきりとしたシンプルなデザインが気に入っています。
コクーン(繭)は物事のはじまりの象徴とされ、これから社会に旅立つ方や転職活動中の方など
人生の門出にふさわしい一品ではないでしょうか。