ロディアといえば、オレンジ色のブロックメモを思い出しますが、
このノートの感触は代表格のブロックメモとはまた違ったあじわいがあります。
ロディアのウェブノートブック、通称Webbie(ウェビー)です。

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真っ白なTシャツと洗いざらしのジーンズ そしてロディアWebbieを片手に
じりじり照りつける太陽をはね返しながら散歩したい、
そんな想像をかきたてられる鮮やかなオレンジ色が眩しい一品です。

持ち物はWebbieとお気に入りの筆記具だけ。スマートフォンは持たずにでかけましょう。
ついシェアしたくなる景色は描いてみる。好きなフレーズは書きとめましょう。
最初は身軽すぎると不安になるかもしれません。
しかし、しばらくすると身軽さに慣れ、Webbieとの散歩が楽しくなるはずです。
散歩をしながらWebbieに自分の気持ちを書き連ね、考え、それを繰り返すうちに
Webbieは想いを支えてくれる、相棒のような存在になることでしょう。

Webbieのイタリア製合皮カバーは肉厚で指先に軽く力を入れると表紙に指がくい込みます。
この感覚がノートと自分の一体感を高め、身体の一部のような錯覚を起こします。
立ったまま筆記できる硬さがありつつ、表面はソフトな触りごこちで
「傷がつきやすいのでは?」という不安もあるけれど、
たとえ傷がついてとしてもそれはノートの個性です。
傷や汚れはノートが持ち主と歩んだ歴史だから誇っていいのです。

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ロディアを生んだ会社「ヴェリヤック兄弟社」がフランスに誕生したのは1932年。
ロサンゼルスオリンピックが開催された年であり、チャップリンが来日した、そんな年でした。
紙の商家ヴェリヤック家の長男アンリが創設、弟ロベールも経営に参加し、
1934年にヴェリヤック兄弟社が商標登録したのがロディアでした。
ロディアの由来はフランス四代河川のひとつ、リヨンを流れるローヌ川(RHONE)。
スイス南部からフランス南東部を流れる川です。
なぜ二人がローヌ川を由来としてのかはわかりませんが、
良質な紙製品をつくるために良質な水を求め拠点を移すこともあった兄弟と川には
何か想い出があったのかもしれません。

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ロディア(RHODIA)のロゴの上には必ず二本の木が並んでいることを
多くの人が気づいているでしょう。
シンプルながら存在感のある二本の木はメモやノートの原料「木」であると同時に
アンリとロベールの兄弟の絆を象徴するものだといいます。
もちろんウェブノートブックにも二本の木がしかと表紙にあり、
それは人と人の絆のみならず、自分とWebbieの絆のような気がしてきます。
ロディア製品がいまもなお愛される理由、
そこには絆を感じるからなのかもしれません。