新年明けましておめでとうございます。

アメリカのお正月は2日から仕事が始まる企業も多く、新しい年が始まったという実感が年々薄れているような気がします。

日本のお正月は、元旦に初詣に行くと清々しく、新しい年が始まった!と気持ちが洗われるように切り替わります。

子どもの頃から変わらずしてきたことも懐かしく思い出され、
伝統的なことをアメリカでもできる範囲で続けたいと強く思うのでした。

大晦日は大掃除をして家族で紅白を観る。
夜10時前に年越しそばを食べ、12時前に近くのお寺に行く。
元旦はちょっと寝坊をし、ポストの年賀状を取りに行くのは私の係。
家族と自分宛の年賀状を仕分けるのが楽しみの1つ。
そして、家族でお屠蘇で乾杯し(飲んではいませんが)、お節料理とお雑煮を食べる。
それから神社へ初詣に行ったり、親戚の家に行く。
子どもの頃、こんな風に過ごしていました。

アメリカに住んでからも、大晦日はお節料理を作り、年越しそばを食べ、元旦はお節料理とお雑煮を食べています。紅白を観ることもありますし、鏡餅や注連縄も飾っています。

やはり異国の地で日本の懐かしみ、伝統を繋げていきたいという思いからでしょうか。
ポートランドにはMochitsukiという、日系アメリカ人コミュニティが中心となって1996年に始めた新年を祝うイベントがあります。
毎年2千人近い来場者がある大規模なイベントなんですよ。

もちつきと言っても、ただ餅をついて食べるというイベントではありません。
たくさんの屋台が出店し、工夫を凝らしたおいしい日本食などを食べることができたり、デモンストレーションを観ることができます。
書道、茶道、生け花、キャラ弁作り、剣道など日本の文化を体験することができますし、実際にきねとうすを使った餅つきを見たり、体験することもできます。
和太鼓や日舞、琴演奏なども1日中上演されています。

そのイベントで、私と友人が主宰している日本人女性コミュニティーがブースを出し、ハンドメイドの得意なメンバー達が商品を販売すると共に、年賀状作りのコーナーを担当しています。

年賀状サイズの紙に、漢字で「初春」や「謹賀新年」、「明けましておめでとう
ございます」などと書かれたスタンプや、和柄や干支の動物のスタンプを押し、色鉛筆で色を塗ったり、文字を書いて年賀状を作る体験ができるのです。
日本語で名前を書いてあげると喜ばれますね。
漢字に興味のある人が多く、スタンプの意味を聞かれることもあるようです。
漢字のスタンプは、日本で入手してきたので貴重です。

日本人からすると、年賀状は当たり前のことですが、干支を知らない人もいるし、
アメリカのホリデーカードとはまた違い、新鮮に感じるようです。

メールやSNSも普及し、最近は年賀状をあまり送らない…という方もおられるかもしれませんが、年に1度、ハガキという形で近況報告や御礼の気持ちを伝える良い風習だと私は思います。
懐かしい人やなかなか会えない人達からの年賀状に嬉しくなることもありますし。
連絡しようと思っていても、あっという間に時は過ぎていきますから。
アメリカに送ってくれる友人達からの年賀状、大事に取ってあります。

それでは、本年もよろしくお願いいたします。